か行

カーソル

一つはワープロやパソコンのディスプレイ画面上に表示される「シンボル」のことで、キーイン(入力)される位置に表示される。もう一つはデジタイザ(図形入力装置)上で、図形情報を入力するときに使う「十字トンボ」をいいます。

カーニング

文字と文字の字間を、バランスよく組む機能のことです。

階級

Qと表す。1級は0.25mm。文字サイズを変えるのに、大きくするときは「Q上げ」「Qup」、小さくするときは「Q下げ」と表現します。

外字

標準の書体の中には入っていない文字のことです。

解像度

画像のきめこまやかさの度合いのこと。入力解像度はppi(ピクセル・パー・インチ)で、出力解像度はdpi(ドット・パー・インチ)で表す。画像のサイズ・データ容量と連動します。

改丁

「意見出し」などでページを改めること。単純にページを改めるだけでなく改ページ後のページは奇数ページから組み始める。奇数ページで改ページした場合は、次の偶数ページは白ページとなる。奇数偶数に関係なくページを変えることは、改ページといいます。

階調

最も濃い部分から最も薄い、白に近い部分までの濃淡の変化。調子ともいう。連続階調の原稿を印刷するときは、網点に変えます。

階調変換

入力した画像を、より見やすくしたり、ある特定の濃度域を強調して有用な情報を得るために行う画像処理法の一つです。

かがり綴じ

製本方法のひとつ。刷り本の折丁を1折ごとに糸でとじ合せた製本様式です。

拡張子

ファイル名の末尾に付く「.」ピリオドから始まる数文字・英文字のことで、それはファイルの内容を示します。拡張子とファイルの内容が一致しないと編集作業に支障を来たす時があります。

拡張用ボード

パソコンが標準的に持っている以外の機能に、新たに機能を追加装備するためのボード(プリンタ基板)のことをいいます。

角版

写真データを切り抜きせずに使用することです。

画像処理

デジタル化した画像を使用用途に合わせて加工することです。

活字

活字の形状は四角柱で、ボデー(軸)と凸起部からなり、凸起部の頂面に文字や記号などが逆向きになって字面となっています。

活版印刷

凸版印刷の一種。画線部が凸状、左右逆像に作られており、インキをつけて紙などに直接押し当てる。名刺、雑誌、書籍などに用いられる。これに対し、一般的にカラーのオフセット印刷は平版印刷といい、画線部と非画線部が同一平面上にあり、版を水に湿しインキの油との反発で画線部を残し紙に転写する方式です。

加法混色

混ぜる色数が多くなればなるほど、そこに現れる色が明るさを増す混色方法を加法混色といいます。

紙焼き

絵柄を印画紙に焼き付けたものです。

カラーチャート

CMYKのアミ点の掛け合わせの印刷見本。人の眼が識別でき、印刷技術的に無理のない範囲ということで多くの場合10%刻みになっています。

カラーマネージメントシステム

CMS。カラーマッチングシステムともいう。機材に依存しないデバイスインディペンデントカラーをもとに、異なる出力デバイス間のカラースペースの違いを補正していくことです。

カラーリプロダクション

原色の色(色相、彩度、明度)が、印刷物でどのように再現されたかをいう。色再現ともいいます。

簡易校正

「DDCP」参照

感光性樹脂

光が当たると性質が変化する高分子物質のなかで、製版などに利用されるものの総称です。

カンプ

comprehensive 元の意味は「包括的、理解力のあるもの」。仕上がりを理解するための、データの出力見本です。

ガンマ値

感光材料のコントラストを示す値。コントラストとは写真濃度の濃淡の対比のことです。

顔料

印刷インキや塗料、プラスチックなどに用いる着色料のこと。水や油に溶けない粉末を顔料(ピグメント)と呼んでいて、溶性の塗料と区別しています。

記憶装置

コンピュータの五大要素の一つで、プログラムやデータを記憶しておく装置です。

規格寸法

原紙寸法 仕上がり寸法です。

キャッシュメモリ

プロセッサ(CPU)の処理速度の向上を目的とした記憶装置です。

キャリブレーション

「色調整」参照

清刷

活版印刷で、組んだ活字または凸版に製版した図版類を平滑な紙に刷り上げたもの。版下などにそのまま使ったり、フィルム撮り、スキャンして使ったりする場合もあります。

クィックマスターDI

ハイデルベルグ社が開発した共通圧胴型4色A3サイズのDI専用印刷機です。

組み替え

文字列の追加・削除・訂正などを一般に「差し替え」と呼んでいるが、文字列の追加・訂正の結果レイアウトを(組み方)に影響を与える場合、組み直しの必要が生じる。これを「組み替え」といいます。

組版

原稿の割付けに従って、文字・線画などを組み合わせて原版を作る作業。またはこの作業で作られた原版及び版下のことです。

グラデーション

濃度や色合いが緩やかに変化している状態を示すことです。

グラビア印刷

凹版印刷の一種。画像部分を彫刻したロールにインキをつけ、紙に移す印刷方式、枚葉グラビア・輪転グラビアがある。大量部数の印刷に向いている。写真集などの書籍もグラビア印刷されます。

グラフィックス・ソフト

コンピュータを使って図形・画像の作成及び処理を行うソフトウエアの総称です。

グラフィックス・デザイン

「グラフィックス」とは図形・画像などの要素を総称していうが、「グラフィックス・デザイン」とはポスターや広告宣伝物、新聞・雑誌などの広告、出版物などのデザインをいいます。

クリアタイプ

液晶画面上で文字を見やすく表示するために開発された技術です。

グレーバランス

イエロー、マゼンタ、シアンの3色を刷り重ねて、無彩色(灰色)になるための条件をグレイバランスといいます。

グレースケール画像

白と黒、グレーだけでできたハーフトーン(中間調)画像のことです。

グレー置換

カラー画像をモノクロ画像に換えることです。

咥え

枚葉印刷機で用紙をローラに引き込むための装置のこと。用紙の縦方向の位置を合わせる役目がある。

軽印刷

一般印刷に対して、比較的簡単な設備で小型、小部数のものを迅速に印刷することをいう。多色印刷は軽印刷に含まないのが一般的です。

化粧裁ち

仕上がりサイズに断ち切ること。用紙の四辺を切る場合を「四方化粧」、製本加工後、綴じた背以外の三辺を切る場合を「三方化粧」といいます。

ゲタ

別名「伏せ字」 活字組版において、文選ケースになかった文字(外字)の代わりに、適当な活字を逆さにして植字する。活字の尻は活字鋳造機の仕上げ削りのため溝ができるが、その溝がゲラ刷りに「〓」のマークが印刷される。それをゲタとよびます。

原稿

印刷・写真・コピーなどによって複製する時、“もと”になるのが原稿である。(1)文字原稿 (2)線画原稿 (3)連続階調原稿に分類されます。

原紙

印刷に用いる、仕上げ前の寸法の紙です。

見当合わせ

印刷部分が版ズレを起こさず、表裏がきちんと合うように、印刷機の見当装置を調整することです。

見当ずれ

トンボの位置がズレて、特定の色がページ全体に均等にズレていることです。

減法混色

混ぜる色数が多くなればなるほどその色が暗くなり、最終的には黒になるような混色方法を減法混色といいます。

校正記号

校正に使う記号。指示を出す人と直しをする人との間に誤解のないように決められた共通の表現です。

校正支援システム

組版や製版の終了時点で、印刷前に校正を行うための「試し刷り」のことをいいます。

孔版

インキを通過させるところとさせないところを版として作り、インキを上から流し込む方式。タオル・Tシャツ等のプリント、看板やディスプレーの印刷、プリント回路や厚膜ICの製造などの幅広い素材に使われます。

孔版印刷

スクリーン印刷の代表的な印刷技法で、画線部は孔(あな)があいて、非画線部がインキを通さない膜で作られた作られた絹・ナイロンなどでつくられた、「スクリーン」と呼ばれる網状の版を「孔版」といい、その印刷方式を「孔版印刷」といいます。

校了

校正が完了した状態。この状態の校正紙を校了紙といいます。

校了紙

校正紙で、それにより校了が完了し、本刷の許可が出たものです。

コート紙

中質紙や上質紙にグロス系の塗料を施した紙。光沢があり表面の平滑度が高い用紙です。塗工の量により微塗工・コート・アートと分類できます。

小口

本の仕上げ断ちされた切り口のことです。

米坪

紙の1平方メートル当たりの重さのことです。

コロタイプ

ゼラチン独特のレチキュレーション(細かいしわ)を版面に利用した印刷法です。

転ぶ

色が意図通りでなくある方向に強く偏っている状態です。

コンタクトスクリーン

連続階調を網点の大小に変換するのに使われる製版用スクリーンのこと。フィルムと密着して使うので、この名があります。

コンピュータウィルス

コンピュータシステムやプログラムに密かに仕掛けられ、次々に他のシステムやプログラムに拡大しながら、害を及ぼすプログラムのことです。

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